ARK-LA-TEX(アーカンソー州、ルイジアナ州、テキサス州)と呼ばれる三都物語の始まりであるアーカンソーはリトルロック。
アーティストは数あれど、諸兄姉がまず一番最初に思い浮かべるのがPUP DOG関連であろう。
レーベルを代表する名盤コムピ『THA KOMPOUND』、J-MAC(of V.O.S)やBIG DANK、レーベルは異なるがコムピ『LIL ROCK 2000』辺りで事に及んでいた日々を忘れられずに、きっと未だに枕を濡らす生活を強いられている者もいるのではないかと心配している。
だがそんな心配は杞憂であった。今、悩めるタートルネッカー達に処方箋が出されたのだ。
それが今作『TALKING THE WORLD BY STORM』だ。
先に挙げた作品への参加アーティスト達が、「俺の方がデカいぞ!」「いや、俺は固さがウリだ!」と言わんばかりにこぞってマイクパフォーマンスを披露する珠玉の数々。素人には分かるまい、この黒出汁の旨味とキレとコク。心して味合わなければ、途端に911だ。
しかしながら、G-RAP狂徒にとってはそのヤバさこそが、虜になる最大の要因であり、醍醐味であろう。
また、それを象徴しているのが、このジャケットであるとも言える。
ただの街並みに雷が落ちており、一見後ろの星は「月が出た出た」と炭坑節の様に思ってしまうが、実はそれが地球なのである。
Bank of America(通称バンカメ)の看板がある街並みなのに、地球がすぐ後ろにあるという事は、逆にここが月の様に見える。
これは何を意味するか。きっと「俺らの音楽は地球の重量なんかに縛られるもんじゃないんだぜ!」という事であろう。
民間ロケット事業、無人探査機による惑星探索が盛んに行われている現代。
我々のGロケットも自慰活動によって多段発射が必須である。
「アカン!ソ(コ)ォー!!」とはよく言ったものだ。
Munny-Man A.K.A 無仁男(PIRANHA SOLDIERZ from GANGSTA LUV2)
*LIL RICKY aka DA MAST BABY帯コメント付き
01.SHOW ME SOME LOVE / JOE JOE EVERYTHANGS AND KRICKET X
02.GET A GRIP / SOLID GOLD,O.G.STATUS,PLAYA TIM
03.SKIT
04.DOWN-N-DIRTY / JOKKAH,T-CON,KING JACK
05.KEEP JOCKIN / BIG COUNTRY
06.PUSHING BUTTONS / SOLO,BIG WILL
07.SKIT
08.RIDIN-N-THINKIN / DAEMEON 1
09.TAKING THE WORLD BY STORM / J-MAC
10.SMOKE BREAK
11.NO SENSE / 3RD POUND
12.GUILLOTINES AND BAD DREAMS / CHAIN GANG
13.TO TELL YOU THE TRUTH / JOE JOE EVERYTHANGS
14.GOT TO GO / UNSEEN
15.IT'S ALL GOOD / C.B.SWAN
16.SKIT
17.BIG CHEEZE / LENWOOD
18.IT'S ON / 3CPO,LOW4,T-TIME,CHEECH RENO
19.MISS ME / BALLA