テネシー州ナッシュビル。南北戦争後、交易拠点として繁栄したこの町は、行き交う人々と共に音楽文化も入り交じり、独自の発展を遂げ今では「ミュージックシティ」の異名を持つ町となった。そんな街の裏路地で美女達を連ねハスリンを重ねていたのがナッシュビルの裏街道帝王がPLAYA Gだ。GANGSTA LUV誌でも巨匠GONZO御大から絶品の評価を得た作品を残したド不良であり才能溢れる音楽家でもあるPLAYA Gがなんと2月末に来日するってんだからびっくらこいたぜ。そんな来日を記念し、CD盤がGONZO様のグラフィックを加え目出度く再発するってんだからマニアは涎もんよ!そんなレビューを任されるなんてG狂冥利に尽きるってもんだろ?以下レビューだ。心して読んでくれ。
西暦1996年、そんな町からとんでもないアルバムが誕生した。それがPLAYA G の1stアルバムである本作『 Pimp Sh*t』だ。PLAYA Gの巧みな早め高めラッピンと、怪しく煌めくサウンドの中に滴り落ちる黒汁という名のUMAMI成分が、容赦なく体中を刺激して回る。一度耳にしたら最後、まさに虜になってしまう。そう、これは、好きだとか、嫌いだとか、そういった二次的な感覚で語れる代物ではないのだ。Art Workは南部のラッパー御用達のPen & Pixel Graphics。画角・色合い・チャンネーもポッチと抜け目ない仕事ぶりは秀逸の一言。、聴いて良し、見て良し、時にはむしゃぼりついても良いかもしれない。G-LUV誌(Vol.1)を代表する皿の一つであるといっても過言ではない本作が、本人オフィシャルで今蘇る!お漏らしの危険性が極めて高いので、ぜひオムツは重ね履きを推奨する。
Munny-Man A.K.A 無仁男
(PIRANHA SOLDIERZ from GANGSTA LUV2)
※巨匠GONZOのスペシャルデザイン付き!
01. Murderer
02. Fake Ass Bustas
03. Fuck The Trunk
04. Drink A Yak
05. Pimpin' Ain't Easy
06. Chillen Wit My Niggaz
07. Pimp Shit
08. Same Ol' Game
09. Something To Ride To
10. Late Nite
11. Livin' In Memphis
12. I'm So High